松江市の中心部の東側にまるで人が寝ているような形の山があります。和久邏山(わくらやま)、弥勒山(みろくさん)、嵩山(だけさん)です。これらを合わせて寝仏山(ねぼとけやま)と言います。キューピー山など別の名前もあります。
デイサイトという、松江市あたりでは珍しい石でできています。
寝仏山のデイサイトの特徴は赤紫色の石の中に白い斑点があることです。前者の部分を石基(せっき)後者の部分を班晶(はんしょう)と言います。溶岩が地下の少し浅い所で冷えて固まったものです。
地面に出てきたら水や空気などの影響で色が変わることがあります。