島根大学の元になった昔の松江高等学校(今の高等学校とは違います)の外国人の先生のために、大正13年(1924年)に建てられました。ヨーロッパやアメリカの建物を真似ていますが、このような建物を洋館(ようかん)といいます。
最初はドイツ語の先生用の1号官舎(かんしゃ)と英語の先生用の2号官舎(かんしゃ)の二つがありましたが、2号官舎は昭和12年(1937年)に火事で焼けました。
島根大学ができてからは、この大学に来るお客さんのために使われたり、大学で働く人のために使われたりしました。その間に改造されましたが、平成21年(2009年)にできる限り元の様子に戻し、島根大学総合博物館分館(しまねだいがくそうごうはくぶつかんぶんかん)として、いろいろな物の展示やイベントなどに使われています。また、平成19年(2007年)に登録有形文化財(とうろくゆうけいぶんかざい)になっています。
土・日曜日祝日など、休日に開いていることが多いです。ただし年末年始はお休みです。
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