松江市役所のすぐそばにある明治初期に建てられた擬洋風建築（ぎようふうけんちく⇒外国の建築に似せたもの）です。平成２年（１９９０年）ころまで医院としても使われていました。その後、住居や宿泊施設として使われていましたが、平成２５年（２０１３年）松江市に寄贈されました。そして松江市の有形文化財に指定されました。
二階には大きな部屋があり、昔、お医者さんを目指す人達がたくさん住んで勉強していました。屋根の瓦（かわら）は島根県出雲地方独特の左桟瓦（ひだりさんがわら）です。また屋根のてっぺんには来待石（きまちいし）という石の飾りがあります。建物の角に模様（もよう）が見えますが、これは「ルスチカ風仕上げ」といいます。
