袖師地蔵・石灰地蔵

 宍道湖(しんじこ)の岸辺に立っているお地蔵(じぞう)様です。大きい方は袖師地蔵(そでしじぞう)といいます。湖のこのあたりを袖師ヶ浦(そでしがうら)といい、水の事故で死ぬ人が多かったので江戸時代の初めに建てられました。今のものは三代目で平成5年に作られました。
 小さい方は石灰地蔵といいます。以前は別の所にありました。その近くでシジミの貝殻(かいがら)から石灰を作る作業場があったので、この名前がつきました。明治時代に袖師地蔵(そでしじぞう)の近くに移されました。浜辺にはシシミの貝殻(かいがら)がたくさんあります。
 宍道湖(しんじこ)がうめたてられて、岸から離れた所にあったのを昭和47年に今の位置に移動しました。近くにある島は嫁ヶ島(よめがしま)です。くわしいことは、「宍道湖、中海、大橋川」のコーナーを見てください。このあたりからは夕日がとてもきれいに見えます。

画像提供:渡部秀樹様
湖都、水郷、城下町松江の気になる建築、街並み、景観等
タイトルとURLをコピーしました